農場紹介
農場紹介
当農場は、大分県玖珠郡九重町の、標高約900mの飯田高原に位置します。夏に涼しい高原の気候は、苗づくりに最適です。九州で需要が高まる夏の生産でも力強く発根し、丈夫な苗が生産できます。冬は積雪があり、害虫の越冬を抑制できるため、病害虫のリスクが低減できます。
このように恵まれた環境に助けられながら、苗づくりを行っています。
夏に涼しい気候を活かした苗づくり
暑い夏、苗も夏バテの様な状態に陥ります。
特に接木苗はデリケート。当農場では、接木時に台木の根をカットして植込む栽培方法を行っていますが、苗がバテると、植込み後の発根が遅れたり、発根せずに腐ってしまったりします。
そのため温度を下げるよう様々な工夫が必要になります。
その点、当農場は標高900m。夏に涼しい高原の気候に助けられ、苗が夏バテせず元気に生育します。初期の発根がスムーズにできた苗は、その後も順調に生育し、健全な状態でお客様のもとへ納品できます。
寒く厳しい冬を強みにした苗づくり
当農場は、九州なのに雪が降るような地域です。こんな寒い環境で苗作りなんて…。
一見弱みに見える環境ですが、実は強みでもあります。
それは、病害虫のリスクが低いことです。12月~2月にかけては最低温度がマイナスになることも多く、ときには、マイナス10℃に達する日もあります。そ んな厳しい環境では、害虫が越冬しにくく、害虫の密度が下がります。昨今問題になっているウイルス病には害虫が媒介するものもあります。害虫の密度が下が れば、このような病気のリスクも下がります。
植物を生産するには厳しすぎる冬ですが、病害虫のリスクを下げるには最適の環境です。